ホームページの開設にあたり

廣井達雄

輝かしい新世紀の序章2001年が幕を開けました。

ターニングポイントとなることを願ってホームページの開設を致しました。

「環境にやさしいガラスを使おう」をモットーにこれからの容器包装資材のガラス瓶に対する意識・価値判断を会員各位が世間一般に明示される事を願います。ホームページには大阪硝子製品協同組合加盟の企業紹介・総合案内・トピックスがあります。この活用をお願いします。

元来、なにわはさまざまな商売のシステムを先取りしてきた土地柄。

新しいものは極めて貧欲に敏速に取り込み、いわば産業の発明家とも言える優れた起業家を輩出してきました。

ガラス産業に関しても、太古時代すでに人工に手によってガラス製品が造られたという記録が残っています。さらに宝暦年間(1751)播磨屋清兵衛が天満天神鳥居前に工場を設け、市井に販売したのがこの産業の始まりであることは周知の事実。以降、我が国のガラス製品販売の中枢地として隆盛を極め戦前には大阪における輸出第一位を占める重要輸出産業として飛躍しました。

明治9年には全国に先駆けて大阪硝子工商仲間組合が発足し昭和25年には大阪硝子製品協同組合へと発展。ミレニアムを迎えて組合設立50年となりまさに半世紀をガラス製品とともに歩んで来たことになります。

この長い歴史は常にひとつ先を見据えて挑戦を続けてきた先取りの精神の賜と言えるでしょう。そして現在、時代はさらに新たなる創造思考を求めています。

例えば、地球環境問題に対応するリサイクル・リュースシステムの探究。グローバル化する流通システムへの対応などいずれにせよ従来の競争原理を超えたより大きなビジョンが期待されるところです。

ガラスは紀元前数千年、エジプトで誕生して以来科学と芸術と生活の視点から改良され常にその時代にふさわしい生命を吹き込まれてきました。

だからこそ今も先進の素材として生き続けています。

ホームページの開設にあたり会員様各位のさらなる繁栄と業界発展に寄与すること念願いたします。